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中国 餌にホルモン剤や睡眠薬―赤ちゃんの女性ホルモンが成人レベルに

2010年08月08日

【新唐人2010年8月9日付ニュース】中国の食品と聞くと、思わず身を構える方も少なくないでしょう。今度話題になっているのは、家畜に対してホルモン剤を与えている問題です。その健康に与える影響が案じられていますが、実際、武漢では、女性ホルモンが成人レベルに達した赤ちゃんが発見されました。粉ミルクが原因だといわれています。

関係者によると、中国ではコストを下げて早く豚を育てるため、様々な添加物を使用しています。
 
例えば、通常1日約4キロの餌を豚にやると、12ヶ月でようやく体重が100キロになります。一方、添加物入りの餌ならば、1日1キロ強の餌ですみ、わずか5ヶ月あまりで体重100キロ以上になります。
 
添加物の主な成分はホルモン剤や睡眠薬です。
 
もちろん、養豚業者はこのように育てた豚肉を食べることはしません。自分たちが食べるのは、通常の餌で育てた豚の肉なのです。
 
湖北省の武漢市では最近、乳房が成長し始めた女の赤ちゃん3人が発見されました。女性ホルモンも成人女性のレベルに。粉ミルクが原因だと疑われています。
 
検査に従事する専門家は、牛に与えたホルモン剤が粉ミルクに残ったためではないかと話します。
 
情報によると、赤ちゃんは3人とも「聖元」というメーカーの粉ミルクを飲んでいました。メーカーは、赤ちゃんの発育異常とミルクの関係を否定します。赤ちゃんの親は現在、政府の関係部門を奔走していますが、目下、相手にされていません。
 
新唐人記者がお送りしました。

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